夢に向かって羽ばたけ!

予想以上に多く使ってきたこのカテゴリーも、今年最後の役目を果たします。


私はデビューを受け入れながらも、心の何処かで「早過ぎる」と思っていました。
これからお仕事の他にやってみたいことや興味を惹かれることがあるかもしれないのに、全く違った夢を抱くかもしれないのに、若くしてデビューする事によって彼らの無限に広がる可能性を狭めてしまうのではないか・・・勝手ながら、こう危惧していたのです。
でも、これは終着点なんかじゃないんですよね。
やっと今スタートラインに立って、全てが始まったばかりなんですよね。


先日雑誌ファイルを整理してる時に偶然、明星2005年6月号に占い師砂里由ミツコ先生がタレントの両手の写真だけを見て占う手相占いが掲載されているページを目にしました。
初めて髪をストレートにして小6になったばかりの、やや不安げにカメラを見つめながら手のひらを見せている裕翔が映っていました。
以下の文章は先生が彼の両手のひらだけを見て出された診断結果です。

「変わらないことがベスト」
寵愛線がハッキリ出ている手のひらですね。この人は争いごとをキラい、とても魅力的な個性と雰囲気を持っていて、人を惹きつけます。
友人や家族にも愛されますし、大衆や異性に人気があることが手相にもよく現れていますよ。
まだまだ若い人だと思うんですが、すでに芸能人として完成されつつある相ですので、このまま変わらずに進んでいくのがいちばんいいと思います。
もちろん、変わらないでいる努力は必要ですが。

的を得ている言葉ばかりに驚きを隠せませんでした。
あの頃に比べて身長はぐーんと伸びましたし、顔付きも大人っぽく格好良くなりました。
ダンスだって歌だって演技だって、着実にステップを踏みながら上達しています。
いつの間にか仕切り役のポジションも確立され始めています。
この数年で見た目も、中身も、随分と変わりました。
“変化”よりも“進化”と言う表現がしっくりきます。
そうして成長していく中で変わらずに持ち続けていた夢・・・それがデビューでした。
裕翔が事務所に入った2004年の夢はJ.J.Expressとしてデビューして“ちょびスター”になること。
その3年後に一旦CDをリリースした後新たなユニットとして華々しくデビューを飾れるなんて考えもしなかったでしょう。
でも、夢を叶えるのに早いとか遅いなんて関係ないんですよね。
偶然と必然が重なり合い、今の10人が選ばれてチャンスを掴み取り、一緒に飛び出す事になったこの運命を、素直に喜びたいと感じました。
裕翔はこう言いました。
10人いれば笑顔と喜びは×10、困難は÷10になる。
“いつまでも、そんな温かさを忘れないユニットにしたい”と。
時に衝突することがあっても、遠回りをしたとしても、険しい道も歩み続ければ必ず開けます。
9人もの仲間がいれば尚心強く、どんなことだって実現できそうな気がしてきます。


本格的なCDをリリースをしていく・・・となれば、やはり1番重要なのはJUMPの“M”を意味するMusicだと思います。
ダンスも大切だけれど、歌を何よりも大切にして欲しいしその為の努力は惜しまないで欲しいです。
最近薮くんへ歌声に関する質問をよく投げかけているので、今まで以上に意識しているのが伺えてとても嬉しかったりします。
いつかは自信を持って生歌聴きたいなぁ。ドラム披露してくれたら良いなぁ。ギター弾き語りなんてのも見てみたいなぁ。
そんな夢が膨らむばかりです。
ジャンルにとらわれずに、色んな種類の音を楽しみながら私達にも分かち合わせてくださいね。


これからも色んな経験を通してひとまわりもふたまわりもでっかくなって、きっと変化し続けることを止めたりしないでしょう。
けれど、優しくてあったかい裕翔の根っこにある“あきらめない”精神は今も変わっちゃいません。
初心を忘れず、仲間を信じる気持ちを抱きながら、愛と希望に満ちあふれた未来へと高くジャンプしていってください。
Hey!Say!JUMPの一員としてのデビュー、本当におめでとう。


平和の象徴のように穏やかでやわらかい、大好きな君の笑顔が萎れず咲き続けますように。
今日も私はこの国の片隅で祈ります。