Hey!Say!JUMP『Ultra Music Power』レビュー

Jwebに特設サイトも作られ、先輩方の応援CM*1や通常のPRスポット&dwango.jpの着うたCMも大量に流れ始め、いよいよデビューを明日に控えたHey!Say!JUMP。
前日の今日は店頭到着日と言う事で、店頭予約分のDVD付初回限定盤と通常盤初回プレスの2枚を引き取りに行って参りました。
小さめでしたが特別コーナーも出来ていて、レジ裏には予約の棚だけでなく店頭用のダンボールにこんな仕入れちゃって大丈夫なのかと逆に心配になる程3種たっぷり入荷されており、割と冷静に受け取ったものの宣伝販売体勢バッチリなお店の姿勢に俄かな興奮を覚えました。
以下、だらだらと雑感です。(ネタばれ注意!)

◆ジャケット&ブックレット

既出の通りですが、ビニルに貼られているシールだけでなく帯にもワールドカップバレーのロゴとバボちゃんが印刷されているのは妙に嬉しかったです!
裏ジャケは上段がHey!Say!7・下段がHey!Say!BESTのソロカットになっていて、両ユニットも押していこうと言う事務所側の意志が伺えました。
DVD付がカメラ目線(以前関連番組JUMP紹介で出た写真と同一)、通常初回プレスが反らしていてよりかっちょいい仕上がりなんですけど、裕翔の映りは個人的にイマイチ…です。
デコ出し大好きなだけにちょっとショックでした。
ちなみに今日は買えてない通常盤も店頭に並んでいるコピー盤をチェックしてみたところ、DVD付と通常初回プレスは帯が左側なのに対し、帯が下になっての横使いパターンでした。
裏を見るとHey!Say!7の集合がドーンと印刷されてて非常に高まり思わずレジに持っていきそうになりましたが、ここは抑えて抑えて・・・。
そして、いざ開封
なんで封を切る時ってこんなに緊張するんでしょうね?
そのうち平気で触るようになるのに、指紋を付けることすら臆病になってしまいます(^^;
中身の目玉は何と言っても通常初回プレスのブックレット・・・だったはずが、開いてみると裏ジャケと同じステッカーが封入されてました☆
さすがにヘン顔シールには及ばないものの(苦笑)JUMPロゴシールも入っていますしコレは嬉しいサプライズですね。
しかし、本当の驚きはこの直後でした。
シールを避けてから目にした最初の見開きの右側には、ウエットな裕翔のドアップ写真。
心臓が音を立てるように高鳴りました。
これに似た構図だった2年前の明星に掲載された犬を抱えているJr.POPを思い出された方は少なくないのではないでしょうか?
髪だけでなく顔全体も湿らせていて、でもふたつの瞳はしっかりとカメラを捉えていて、その眼差しの強さに思わず硬直しました。
大人っぽい表情の中にもあどけなさが残っているこの表情は秀逸で、最高の瞬間を選んでいただいたことに感謝です。
水も滴る良い男とはよく言ったもんですが、これほどまでの直球表現を全員に向けるとは・・・何れ入手出来なくなってしまうと言うのは本当に残念です。
他のメンバーのクオリティは判断でき兼ねますけれども、裕翔に関してはUltraオススメなので購入迷っている方には是非手に取っていただきたいです!
私にはこの1ページのインパクトが強過ぎてCDをケースから出すまでに時間を要しました(苦笑
裏ジャケに肩落としてしまった分を充分挽回できましたもん。
いやぁもう眉毛は言う間でもなく、まつ毛が可愛くてどうしようもないっす。
今まで上ばっかり見てたんですけど遂に下まつ毛の魅力を知ってしまいました・・・やばい!!!!!
通常のブックレットはDVD付とはまた違った形だと思うので楽しみにしております。

◆CD

DVDに心が傾きがちですが、デビューの主役と言えばCDですもんね。
音源が形になるのは『Hey!Say!』に続いて2度目の事ですが、今回は正式デビュー!
本当の意味での始まりを表す曲なので重みが違ってきます。


『Ultra Music Power』
まず初めに・・・ラジオでフルを初聴した際、曲の構成に戸惑いを隠せませんでした。
お披露目・バレー会場・音楽番組、テレビでOAされているバージョンとは明らかにイントロダクションが異なっています。
“J Johnnys”の前の一呼吸がなくなり、Aメロ裕翔ソロが歌い出しに変更され頭サビと間奏部分はばっさりとカットされました。
印象的なサビがなくなってしまう事以上にカッコ良いダンスシーンが印象的な間奏が省かれてしまった事がひどく寂しいです。
キャッチーでちょっとチャイナ風?な音が入ってきやすかったのに構成上カットが止むを得なくなってしまうなんて。
きっと私達には分からないだけでそういう事例は少なくないのでしょうね。
コンサートでは一体どちらのバージョンで披露されるのか、そればかり気になっていたりします。
出来れば間奏は聴きたいですしダンスをお目にかかりたいものですが><
そんな願望はさておき。
この曲は『A・RA・SHI』『NEWSニッポン』に次いで馬飼野康二さんが作曲なさっておりますが、2曲に比べると非常にシンプルで、“昭和でshowは無理!”以上にセンセーショナルなフレーズはなく、強烈なインパクトは残りにくいんじゃないかと思います。
けれどJ-POPの王道と言えるコード進行や明るい展開のメロディラインが耳に心地良く、凹んでる時にこそ元気付けられるであろう内容の歌詞もステキですよね。
(昨年の『フィーバーとフューチャー』はWGPのサポートソングとしてはちょっとハテナな歌詞が多過ぎたので落ち着きを取り戻して良かったです…)
それに、タイトル通り“音”にこだわって作ってくださっていることに喜びを感じています。
始まりの銅鑼(どら)、打ち込みのトランスを基軸にしながらもアコギとピアノと言う生の音を取り入れ、サビでは金管楽器を印象付け応援歌の色を強くし・・・と言うように、実に様々な音が使われています。
インストで鳴り響く数々の音に耳を傾けてみると違った楽しさが味わえるんじゃないかなと思います。
歌中にはラップやフェイクも盛り込まれ、おいしいところがぎゅぎゅっと詰まった凄く贅沢な曲ですよね!
聴けば聴くほど大好きになっていってます。


『Star Time』
イントロの静かなピアノの音色にうっとり目を閉じていたら、最初のソロパートが裕翔だったので滅茶苦茶ドキッとしました。
『UMP』に続きまたしても歌い出しを任せていただき嬉しい限りです。
ここまでゆったりとしたバラードの曲調を1人で歌ってくれることは今までありませんでしたが、ハスキーな歌声は曲の雰囲気に合わせて感情込めていて落ち着いてます。『BON BON』からの成長が如実に感じられて嬉しいなぁ。
高過ぎず低過ぎないキーが合っていて歌いやすかったのかもしれませんね。
間髪入れず侑李くんへバトンタッチするあの感じがとても気に入っています。(次の薮くん→光も同じく)
Aメロ後半からテンポアップしていく一風変わった展開は好きなんですが、その後の早口になっているBメロ全般のリズムが遅れているのに違和感を覚えました。
もしかするとみんなはゆっくりしたテンポのまま歌ったのでは?と推測してしまうくらいに全員一致してズレてしまっているんですよ。聴き込んでいくうちに慣れますかね?
サビは着うたで聴いていた通り、侑李くんのフェイクがドラマチックなエッセンスとなっていて盛り上がっていく大サビは特に素晴らしい効果をもたらしています。
つややかな高音が本当にキレイですねぇ・・・いつかは声変わりをしてしまうであろう侑李くんの刹那ボイスは貴重な音源となるでしょう。
1番Aメロ以外はずっとBESTと7に分かれて、もしくは薮くん&光・裕翔&侑李くんのユニゾンが続くんですけれども、最後の最後にテンポが元に戻って二度繰り返す“星の下で歴史を刻む”が裕翔と薮くんのソロでこれまた心臓バクバクでした…。
BESTと7の代表と言う意味合いなのかな?
10人いる中で2回もソロを歌わせてもらえるのは本当に有り難きことです。
歌詞もメロディも美しく、裕翔にぴったりのフレーズだなと思いました。
こうしてジャニーズの歴史に名を刻んだ彼らを表しているかのような1曲ですね。
星空のようにキラキラと輝いた客席を見つめながら、ドームの広いステージの上で歌う裕翔の姿が目に浮かぶようで・・・胸がじんわりと熱くなりました。


『Too Shy』(通常盤初回プレスのみ収録)
謡曲っぽさを打ち込みで現代的な音にアレンジしていて、いかにもジャニーズらしいなと言う印象を受けました。
ソロパートはなく終始ユニゾンで構成されているものの侑李くんのフェイクはこちらでも健在で、現時点ではユニゾンでもハッキリ聴こえる薮くんの歌声と侑李くんの歌声がJUMP色を強くしているんじゃないかと思われます。
7メンのユニゾンではハスキーボイスを探して楽しませてもらってます^^
あとサビの変則4つ打ちドラムの響きが気に入っているので、どんな振りが付くのかワクワクしてます。
カッコ良くない訳がないですもん!
曲調も歌詞の世界観も随分と大人っぽいけど龍太郎くんは難なくこなしちゃうんだろうなぁ・・・すんごい小学生だなぁ・・・。

◆DVD

裏ジャケを確認してから目がいったのは収録時間でした。
前回は度肝抜かれましたが、今回も38分と言う大作だそうで見る前からドキドキしっ放しでした。
PVの全体像を見るのも始めてだったので、リップシンクのアップだと思っていた裕翔ソロがオイシくないことにちょっぴりショックを受けながらもクールな出来には満足してます。
いやぁこのCGはきっとお金かかってますよね・・・恐れ入りますm(_ _)m
ダンスシーンもALL CGだとは思いもしなかったのでメイキングで黄緑の背景を見てビックリでした。
欲を言わせていただくと、10人和気あいあいで歌っているショットはもう少し見たかったです。
1人1人フィーチャーするのは難しいと分かってるんで、個人のアングルチェンジャーがない分あの映像だけひたすら流すチャンネルが欲しかったっす。
そしてPV終了後はお待ちかねのメイキングですが・・・
こちらはもう全てが見所なんじゃないかと!
あっと言う間に鑑賞タイムが過ぎ、再びPVに戻ったのに気付いた時は「えっコレで終わりなの?」と思っちゃいました。
裕翔は映り込み回数が多く、いっぱい喋ってくれていっぱいサービス*2してくれて一体何度キュンとさせられたことか・・・。
中でも強烈だったのは超絶格好良かった私服とー、全員座っている撮影でメイキングカメラに向けたチュー顔&ハニカミ顔とー、さりげなく差し込まれた1人小島よしおさんのモノマネ*3とー、お菓子の誘惑を拒絶していたのにその後誘いに負けたのか何かつまんでたところとー、、、
あっ圭人くん絡みで感心すべき箇所もありました。
落ち着いた口調で昔の自分と圭人くんとを重ね合わせて懐古している姿がとても大人びていて。
POTATOの対談でもこの事は言ってたけど、実際しみじみしてる様子を見てみると何だかおかしくて、でもきゃわかっこよくて、笑いながら萌えました。
それと10人和気あいあいリップシンクの映像確認で「けいとかわいい!」って言って圭人くんが首を伸ばして歌ってるのに気付いたところ。自分以外のメンバーに目を向けていて偉いなぁと。
今回に限らず自分ばっかりじゃなく他者をちゃんと気に掛けている点は彼の長所のひとつですよね。
あと、常に一人称が“ボク”なのはメディア用だとしても嬉しいし*4、7メンを可愛がりながら実は自分が甘えてるって言う場面もふんだんにあるし、2回のインタビューも凄く貴重で心に響いたし・・・・・・あぁだめだだめだ多過ぎる!
そうそう、PV撮影が終わって話してくれた感想中に「達成感・・・」の後に少し間があって思わず「アリアリ!」とハモってしまった自分は何故に裕翔の言葉が分かったんだろうかと驚きながらも過去を思い返したところ、以前ラジオで6/16にCDリリース発表をした後の心境を「開放感ありありです」と言っていたからだと言う事に気付いておかしくなりました。ラジオのMD聞き込み過ぎて裕翔の喋りのクセが頭にインプットされてたみたいです。It's 不思議体験!
やまゆと的には『Hey!Say!』のボケツッコミやアルプスの少女(笑)を越えるシーンはなかったけど、お座りシーンでの微笑みトークだったり裕翔'sカメラでキャワなやまちゃんを撮影してるところだったり、さりげない絡みで満たされてます。
最近おなかいっぱいな出来事が多過ぎて麻痺してるのかも?
まだ1回しか見ていないので、これからもっと吟味して色んな萌えポインツを見い出していきたいと思ってます。

『Hey!Say!』の時も言いましたが・・・この内容でDVD付1,300円は安過ぎます。
J-Storm様、最強のコストパフォーマンスを有り難うございます!!!
今後とも宜しくお願いいたします。

*1:未だにめざましどようびのイノッチさんと今日めざましで流れたニノさんしか見てません;

*2:本人は無自覚かもしれませんが

*3:イントロからウェーまで笑

*4:以前流行らせたいって言ってたけどもう忘れちゃったかなぁ?