遥生くんありがとう〜プリマダムLesson10&Last Lesson〜(6/24更新)

最終回は「Last Lesson」でしたね。
Lesson9について書いた時「Fainal Lesson」と書いたんですが実はLastとFinalと迷ったあげく後者にしました(^^;
惜しかった!
・・・どうでもいい話失礼しました。


最終回にLesson10のレビューは間に合いませんでしたが、どうしても触れておきたくて2話分振り返らせて頂きました。
簡単に終わらせるつもりだったのに結局いつもの如く長文に・・・。
あくまで倉橋遥生くん中心に書いていますので、発表会については全く触れてないと言うお粗末な終わり方になっております申し訳ございません。
皆さんおキレイでした素晴らしい踊りでした感動しましたありがとうございました!この一言に尽きます。
それではどうぞ・・・


◇Lesson10

冒頭にて思い出の橋での佳奈さんとのやりとり、テストの模様、そして「パリへようこそ」と言うソフィーからのお言葉等がプレイバック映像として流れました。
「ありがとうございます!」と笑顔でソフィーにお辞儀をする遥生くんってすっごく素敵な笑顔してますよね(*´ `*)
心から嬉しそうな表情で・・・こっちまで嬉しくなるし幸せな気持ちになるので何度も見てしまいます。
パリへの切符を手に入れる事が出来たのは匠先生のお陰です、土井バレエ教室で匠先生に出会えて本当に良かったですね!


夕食の時間。
舞ちゃんと結ちゃんは嵐子さんへの千羽鶴を折っている中・・・
遥生くんは1人フランス語の勉強!!!
実の息子よ、母の為に鶴を折らなくていいのか!?
後のシーンで佳奈さんが手渡す際「舞と結から」と言っているので遥生くんは関与してなかったようです。
手先が器用な設定のはずなんですけど・・・(餃子丁寧に包んでましたし)
まぁ2人共楽しそうに折っているから任せちゃって良かったんですかね(^^;
嵐子さんもきっと自分の事よりもパリに行く為の準備をして欲しいと願うはずなので。


語学本を見ながら「ボンジュール↑?ボンジュール↓?」イントネーションに戸惑っている様子。
結局上がり調子の方を選択し、挨拶と自己紹介の練習をしているようでした。
「ハルオクラハシ」と「ジャポン」(日本)しか聞き取れませんでした、トホホ。
夕食の準備をしている佳奈さんには「メルシー」とポピュラーなありがとうを早速使用。


遥生(佳奈さんの持ってきたお皿を見て)サバン?」
佳奈「あ、鶏よ」
遥生「あぁ」
佳奈「フライドチキン♪」
遥生「それ、英語じゃない?」
佳奈「あっ・・・そっか!」
遥生「ははっ」


「サバン?」は「それは何?」と言う意味だったようです、即答している佳奈さんすごい!
この日以前から遥生くんの練習に付き合って覚えたのかな?…と思っておきます。
つい英語喋りたくなっちゃう佳奈さんの気持ちも分かります^^
(ちなみに“Fried chicken”は翻訳サイトで調べたところフランス語では“Poulet frit”と言うそう)
最後の遥生くんの笑い声がわざとらしさがなく良かったです☆


そこへ登場したのは白タンク(裾を絞ってる)にピッチピチ白タイツ姿の高太郎さん!
これが「エロカッコイイ」「キモカワイイ」だなんて・・・。
古田さんがはっちゃけてて凄まじいです。もう異種コスプレ俳優ですね。(褒めてます)
高太郎さん結ちゃん舞ちゃんのやりとりのテンポが素晴らしい!
遥生くんは「おじちゃん白タイツはやめた方がいいよ!」と笑いながら否定。
ここの演技も自然な笑い声を交えながらでいいなぁと感心しておりました。
白タイツ・・・遥生くんが着たら可愛いとは思うんだけどね・・・でもタイツ姿披露なくて本当良かったです。(かなり心配でした)


高太郎さんが着替えたり夕食の準備をしている間、夫婦の寝床である和室に向かう遥生くん。
語学本を片付けに行っていたのでした。
ここでこのシーンは終わってしまいましたがその後お手伝いしたのかどうか気になります。
居候の身なのだから食事の準備や片付け等は最低限のマナーだと思うんですけど、遥生くんのそういったシーンがないので残念です。
お坊ちゃま役なのでそういう雑用に慣れてないと言う設定なのでしょうか?


熊本へ移動命令を受け帰宅した高太郎さん。
家族に伝える決心が付かず家にもいられず、9時までレッスンしていると言う遥生くんの元へ行く事に。
佳奈さんの「後でお弁当届けようと思って」と言う台詞が印象的でした。
遅い時間になるとそんな事までして下さっていたんですね・・・お世話になりっ放しです。


結局お弁当は持っていかず例のラーメン屋さん(3度目の登場!)へ。
親元を離れてパリへ行く遥生くんの気持ちを聞き出す高太郎さん、単身赴任の参考にしたかったのでしょうか。
そんな問いに遥生くんは・・・


「今僕がするべき事は、母さんのそばにいる事じゃなくて、ロイヤルに一歩でも・・・近付く事かな。」


なんて大人なのでしょう。
母さんの為にも、自分の為にも、ロイヤルに入るべくレッスンする事=パリへ行く事が最良の選択なのだと分かっているのですね。
やっぱり精神的に自立してますしよく出来た1人息子です。・゜・(ノД`)・゜・。
こんな風に冷静に考える事が出来る点は裕翔にも通じるものがあるんじゃないかなぁと思いました。


それにしても・・・ラーメン食べる時に割り箸を口で割るのめっちゃくちゃ可愛いですね(*´∀`*)
背伸びしてる感じがイイ!です。
チャーシューをほんの少しかじったのも小動物的でキュートでした☆
スタミナ付けなきゃと餃子&レバニラも頼んで貰っちゃいましたが、バレエの後だとペロッと食べられたんでしょうねぇ。


ある休日の朝。
高太郎さんは起きられず、女3人の中男1人で朝食を共にする遥生くん。
舞「昨日パパとデートだったんでしょ?」
佳奈「えぇ?って言うか…デースイ?(泥酔)」
の後の「ハハッ」って言う笑いが・・・・・裕翔特有のアレでした!
上手く説明出来ないのが悔しいですが、あの気を遣った感じのあまりナチュラルではないけど可愛らしい笑い方です。
ちょいと久々に聞けて嬉しいです(*´ `*)


「あ、そういえば昨日教室にソフィー先生から電話があって、パリに行く日決まったよ」


こんな重要なこと昨日のうちに伝えなきゃダメじゃないですか!…と思ったんですけど、まぁどうでもいいですね(^^;
佳奈さんが「いつ〜?」とびっくりしながら嬉しそうに聞いて下さり、遥生くんも嬉しそう顔で「6月21日」と。
この時の微笑の仕方が穏やかで優しくてとっても可愛らしかったです。
結「じゃあ急いでフランス語の練習しないとね。」との言葉に


「ウィー、マドモアゼル。ごちそうさまでした!じゃあ、レッスン行ってきまーす。」


足元に置いといたリュックを背負い、佳奈さんにお手製弁当を渡され、そそくさと家を出る遥生くん。
やっぱり食器はそのままなのね・・・。
一緒に見てた母も気にしてました、せめて台所まで運ぶ演出をして頂きたかったです><
お坊ちゃま役だからしょーがないって思うしかないですよね;
しつこくてすみません。


遥生くんが出て行ってから転勤についてのシーン、凄く良かったです。
舞ちゃんも結ちゃんもいい子だ・・・何だかんだ言って娘もパパの事が大好きなんですもんね!
転校する事より、家族が離れる事の方が辛いです。
万田家の家族愛に感動しました。素敵な家族ですね^^


−パリ出発&転勤に間に合うよう決まった発表会のある21日まで後7日。
舞ちゃん結ちゃん遥生くんがリビングのテーブルを和室に移動させ、そこで佳奈さん高太郎さんはバレエの練習を。
凄い生活感と言うかリアリティがあって良いですね!
そんな2人の事は気にせずに黙々とフランス語の本を読んでいる遥生くん。
独学で大丈夫なのか!?
うん、きっと長けた集中力の持ち主なのでどんどん頭に入っているんだろうな〜と推測しました。
練習での佳奈さん高太郎さんのポージングがバッチリ決まると・・・


「ブラボー!!!」


そう言いながら笑顔で拍手をする遥生くん。
あれ?
遥生くん勉強してるのかと思いきや途中から見ていたようですね。
放送では何となく目にしてたけど、裕翔特有の拍手が変わってなくてキュンときました(*´ `*)
右手と左手をずらして親指が芸術家的曲がり方しててツボ過ぎます・・・。
最後にちょっと手を高く挙げたのも可愛いし、良い笑顔してるなぁとまた思わさたシーンでした。


−出発&発表会前日20日。
佳奈さん朝食準備中、洗面所で歯を磨いている遥生くん。
グレーのTシャツにボトムスは青チェックパジャマ、首には水色のタオルを巻いてます。
ちょっと姿勢が悪い(体の力が抜けてる)ところは遥生くんらしくなくて裕翔まんまって感じでした^^
舞ちゃん結ちゃんが佳奈さんの発表会の為のドレスを徹夜で完成させ、佳奈さんは感謝のあまり二人を抱きしめます。
その様子を見つめる高太郎さんと遥生くんは同じ歯ブラシで歯磨きをしている上にほぼ同じ格好(グレー半袖に水色タオル)で親子のよう!
うーん、それにしても顔ちっちゃい。


その日遥生くんは佳奈さん舞ちゃん結ちゃんと一緒に嵐子さんの病院へ。
屋上で話す5人、嵐子さんは発表会へ行く許可が下りて見に行くのをとっても楽しみにしています。
発表会が行われている頃遥生くんは飛行機の中。


「パリに発表会のビデオ送ってよ!」


戸惑いながら「成功したらね。」と佳奈さん、遥生くんは笑いながら頷いてました。ナチュラル!


「じゃあ母さん、明日、成田行く前に、また来るよ。」


そう言った直後。
高太郎さんと共に畠山さんが登場。
赤いバラの花束を嵐子さんに送り続けていた名無しの誰かさんのはやはり畠山さんでした。
一度は裏切ったものの、やはり嵐子さんを愛しているのですね。
確かにひどいやり方でしたが畠山さんのお気持ち分からなくもありません。
嵐子さんに嫌われていなくて良かったですね。


「私、ほんとは・・・1人で手術、受けるの・・・怖いの。」


前回死ぬのは怖くないと言っていた嵐子さん、でも大きな病に立ち向かう事1人では心細過ぎます。
畠山さんが戻ってきてくれて心の拠り所が出来て少し安心したのではないでしょうか。


病院を後にした万田一家と遥生くんは発表会の会場の下見にやってきました。
ステージには匠先生が!
匠先生に勧められてステージに上がる5人。
舞台に立ち慣れてる裕翔にもいつもと違った雰囲気の会場は新鮮に感じられたでしょうか?


「匠先生、いろいろ、ありがとうございました。」


感謝の意を表し深くお辞儀をする遥生くん。


「僕、匠先生みたいなプリンシパルになります。必ずなってみせるよ!」


遥生くんにとって匠先生は信頼している指導者であり憧れの存在。
大きくハッキリとした希望と意志を持ち宣言する彼はとっても力強く輝いて見えました。
「頑張れよ!」と言ってくれた匠先生、「じゃっ教室戻って最後のレッスンだ!」。
「え〜今日もやるの〜?」と嫌がってみせる遥生くん、本当は寂しいんじゃないの〜?
匠先生は遥生くんの背中を優しく押して会場を後にします。
高太郎さんの「遥坊、バッチリしごいてもらえよ!」に笑顔で手を振り、ガッツポーズをして見せたのでした。


しかしその頃病院では嵐子さんが発作を起こし・・・・・・・。


◇Last Lesson

発作を起こし緊急手術の為オペ室に運ばれる嵐子さん。
息も絶え絶えの中、嵐子さんは畠山さんに必死にお願いをします。


「遥生を・・・空港に・・・は、遥生を・・・パリに・・・」


息子を思う母の気持ちに胸が痛みました。


「分かりました。必ず、私が責任を持って、成田までお送り致します。」


嵐子さんの手を握り締め、畠山さんはこう約束して下さいました。


発表会会場を出た後、買い物をして帰ってきた万田一家に電話が掛かってきます。
電話の相手は遥生くん。


「おばちゃん・・・・・・
 今、畠山さんから電話があって、母さんが、緊急手術だって。」


バレエ教室に連絡をして下さったようです。
不安そうな遥生くん。。。
どうして良いのか分からない様子、匠先生も後ろで困惑しています。
まさかパリ出発の前日にこんな緊急容態になってしまうなんて・・・・・。



病院の待合室。
(19時35分頃)
教室から駆けつけたであろう遥生くんと畠山さんが座っています。
そこへ佳奈さんと高太郎さんも到着。
2人の姿を見て立ち上がり、状況を説明する畠山さん。
遥生くんはずっと下を向いたままです。
無理もありません、何でこんな頑張っている男の子にこんな厳しい仕打ちを・・・・・。
その様子に気付いた佳奈さんは遥生くんの隣に座り肩を抱いてくれます。


「母さん・・・・・死んじゃやだ・・・・・」


消えそうな声で呟く遥生くん。
悲壮感が漂っていてこの台詞に胸が苦しくなりました…。
冷静に見ると、裕翔の言い回しがとっても上手だと言う感想に尽きます。
感情を込めて遥生くんの悲しみをリアルに表現していて素晴らしいと思いました。


(21時7分頃)
待合室。無言の4人。


(0時22分頃)
手術室。
日付が変わっても手術は続き、危険な状態に。


(3時1分頃)
微動だにしない遥生くん。
厳しい表情をして唇を噛み締めました。
少しでも横にならないと・・・飛行機の中で座りっ放しなのだからエコノミー症候群になってしまいます・・・。
無論彼はそんな事よりも母さんが心配で、手術が終わるのを待っているこの時間は時の流れの感覚等感じずにただひたすら無事を願うばかりだったのでしょう。


そして日が昇り朝に・・・。
もう半日も経ってしまいました。
さすがに眠気に耐えられなかったのかウトウトしています。
唯一起きていた佳奈さんが、手術室のライトが消えた事に気付き「遥生くん」と呼び起こしてくれました。
瞬きをして立ち上がると進藤先生が手術室から出てきて・・・


「もう大丈夫です、手術は成功しました。」


ぱぁっと笑顔になる遥生くん。


「先生、本当ですか?」


「君が遥生くんだね。お母さん、よく頑張ったぞ。」


「ありがとうございます。」


母親の主治医なのに会った事なかったの?って思わず突っ込みたくなりましたが…
そんな事より何より手術が成功して本当に良かった!
悲しいお別れなんて絶対に嫌ですもん。


「先生、母さんに会えますか?」


一瞬ですがこの時の演技がとっても良くて感嘆しました。
台詞が大人っぽい言い方なだけでなく、ちょっと疲れが垣間見える母を思う少年の表情が何だか切なくて。
あぁ、なんて素敵な男の子なんだろう!と・・・。


佳奈さんと病室に入り嵐子さんに呼びかけるのですが、


「母さん?・・・母さん?・・・母さん!」


何度呼びかけても返事がありません。
思わずベッドの傍に行き嵐子さんの手を取る遥生くん。
まだ麻酔が醒めておらず眠っています。
何も言わずに嵐子さんの手を握っていると、意識がないはずなのにぎゅっと遥生くんの手を嵐子さんの方から握り締めてくれたのです。


「母さん、僕の手握った!」


この時の、なんて嬉しそうな顔・・・・・・・言葉になりません。
「遥生くんのこときっと分かったのよ」、佳奈さんのおっしゃる通りです。
遥生くんの言葉と笑顔、ジーンと胸に響きました。


「僕、母さんの目が覚めるまで、そばにいる。」


しかし、それではパリの飛行機時間に間に合わないようで…。
畠山さんは手術前に嵐子さんがパリ行きを気に掛けていた事を遥生くんに伝えます。


「飛行機に乗り遅れたら、お母様が悲しみます。」


当然納得出来ない表情をしていましたが、成田まで送ってくれると言う畠山さんや嵐子さんのそばにずっと付いていてくれると言う佳奈さんの「嵐子との約束守って」との言葉に・・・


「うん、分かった。」


病院を離れる事を承諾し、支度をする為高太郎さん畠山さんと共に万田家に帰宅する事になりました。
そして最後の佳奈さんの「行ってらっしゃい」との呼びかけに


「行ってきます。」


強い真っ直ぐな目、固い決意を胸に秘めたとても男らしい良い表情をしていました。


−万田家マンションの下。
畠山さんが車に遥生くんのトランクを2つ積めてくれています。
舞ちゃんは「遥生くん、パリでも頑張ってね。」、頷く遥生くん。
結ちゃんは「あのぉ、今のうちにサインくれない?」には


「そんなのまだ考えてないよ〜!」


と驚いた様子。
大きく目を見開いてから優しく微笑みながら否定する遥生くん素敵です。
「世界的なプリンシパルになるんだったらサイン位考えとかなきゃだめだろー」との高太郎さんの言葉には笑顔で頷いてました。
あぁ本当に魅力的な笑顔・・・。


「おじちゃん、舞ちゃん、結ちゃん。いろいろ、お世話になりました。」


感謝の気持ちを込めて深々とお辞儀をする遥生くん。
すごい大人っぽくてカッコ良かったです。
車の後部座席に乗ってから窓を開けて顔を出し、


「みんなも、元気で。おばちゃんに主役、頑張ってって言っといて!」


清々しい表情で別れと激励の言葉を告げ、3人に見送られた遥生くんは成田へ向かうのでした。



・・・術後容態が不安定だったものの、無事に意識が戻った嵐子さん。


「私・・・生きてる・・・」


その頃。
成田空港にて飛行機を待っている遥生くんと畠山さん。
パリの便が遅れているそう。
そこへ畠山さんの携帯が鳴ります、佳奈さんからの電話です。
電話を受け取る遥生くん、嵐子さんが目を覚まされたと聞きとっても嬉しそうな顔をしました。


遥生「もしもし、母さん?大丈夫?」
嵐子「一緒に踊るって、約束したでしょ?」
遥生「うん。」
嵐子「それから・・・」
遥生「レッスンさぼるな、でしょ?分かってるよ」
嵐子「遥生・・・・・
 遥生、もう行きなさい。」
遥生「はい。行ってきます、母さん。」


名残り惜しいと言うような会話はせず、あっさりと電話を切る潔い遥生くん。
本当に大人ですね・・・。
電話を畠山さんに渡し、搭乗口へ向かいます。


「この先、ヨーロッパで辛いこともあると思います。
 その時はおっしゃって下さい、私がお力になりますから。」


頼もしい方が日本にいてくれて有り難いですね。
嵐子さんの事も畠山さんがいるからこそ安心してパリへ行けるのではないでしょうか。
こんな優しい言葉にも冷静に対応する遥生くん。


「僕は大丈夫。
 土井バレエ教室のみんなから、バレエの楽しさを教わったから。
 それに・・・
 母さんが、僕に教えてくれたんだ。
 どんな事にも、チャレンジする強さを。」


この台詞に遥生くんの全てが込められていると思います。
匠先生がおっしゃって下さった“表現する楽しさと強さ”。
このふたつはバレエ教室のみんなから、そして嵐子さんから知らず知らずのうちに教わったかけがえのない大切なものなのでしょうね。


搭乗口前では報道陣に捕まり写真を撮られる遥生くん。
まだ幼く可愛らしい笑顔ですが明るい未来を見据えているような瞳は自信を感じさせキラキラしていました。


飛行機の中。
遥生くんは窓際に座り、窓から覗き夜景を見下ろしています。
同じ頃、嵐子さんは病室のベッドから遥生くんに思いを馳せていました。


リュックからロイヤル・バレエ団の切り抜きを徐に取り出し、厳しい顔付きでそれを見ています。
顔をあげて真っ直ぐ前を見つめている遥生くん・・・。
揺るぎないロイヤルへの夢を叶える為、そして一緒に踊ると言う母さんとの約束を果たす為。
13歳と言う若さで単身パリへと旅立つ彼は強く、美しく、輝いています。
日本での素敵な出会いと経験を糧に素晴らしいプリンシパルを目指して下さい!


倉橋遥生くん、ブラボー!!!!!


◇総評

率直に、簡潔に、述べさせて頂きます。


このドラマで遥生くんを演じる裕翔を見て、改めて彼の魅力の虜となりました。
先輩方と離れてのお仕事、天才少年バレエダンサーと言う役柄、重要な役どころによる出番の多さに初めは不安を感じていました。
しかし、そんな気持ちも吹き飛ぶほど堂々とした演技を見せて下さいました。
全くの初心者だったバレエも「あきらめない」をモットーに一生懸命レッスンを重ねて形にして下さいました。
印象に残っている場面を思い出せばキリがありません。
その真っ直ぐで澄んだ瞳と美しい笑顔に何度溜め息をついたことか・・・。
こんなにも見応えと充実感のある連続ドラマは初めてです。


中島裕翔が今の歳で「倉橋遥生」と言う素敵な役と出会い、これまで以上に演技を経験するだけでなくバレエと言う新しいジャンルのダンスを体験する事が出来て本当に良かったとしみじみ思います。
素敵なキャストの皆さんとご一緒出来たのも裕翔にとって何物にも代え難い貴重な出会いだったのではないでしょうか?
皆さんと仲良くして貰えて良かったですね^^
きっとこのドラマが大きな自信に繋がった事と思います。
匠先生に教わった“表現する楽しさと強さ”を裕翔自身がお仕事で見出し、今後もオールマイティーに活躍出来る事を願っております。
ひとまず1クール、お疲れ様でした!