プリマダム Lesson3〜about倉橋遥生
遅れ馳せながら昨日拝見しました。
ドラマ自体も楽しいのですが、ここでは遥生くんのシーンのみ触れます。
そういえば黒木さんの公式サイトを拝見したのですが、ドラマは全１１話に決定したようですね！（DRAMAコンテンツより）
サイト管理人さんの最後のメッセージが良かったです。
夜PM２２：００からと遅くて不満の声も多いのですが、ビデオでなくオンタイムでみてネ。
はい、Lesson4はオンタイムで見ます！
倉橋バレエ団の練習には真面目に参加するようにはなったものの、義務的にレッスンをこなしているだけの遥生くん。
そんな彼のバレエに気持ちが入っていない事に嵐子さんは気付きます。
母親と口も聞かずにレッスン場を後にする遥生くんは自宅前を掃除中のおじさんが持っているモップを見つけます。
思わず貸してくれるよう頼み、土井バレエ教室での事を思い出す遥生くん。
そして先程までのレッスン時とはうって変わって、とても生き生きとした表情をしながら踊り始めたのです。
技の名前を口ずさみながら楽しそうに笑顔でバレエに取り組んでいる遥生くんの姿が美しく、感動して泣きそうになりました。
ラストのポーズをキメた後の満足気な顔といったら・・・・・なんて愛らしいのでしょう。
充実感がひしひしと伝わってきましたし、見ているこちらまで楽しさを味わっているような気持ちになりました。
そしてこのシーンは裕翔１人で演じ切っているようだった事が凄く嬉しかったです。
動きに軽やかさがあって素人目には上手に見えました。
とてもとても素敵なシーンでした。
そんな遥生くんの様子を嵐子さんは悲しそうな目で見ています。
ここの母親としての複雑な心境もよく分かりました。
「そんなのバレエじゃない」と言われてキッと嵐子さんを睨む遥生くん。
母親を見つめる目に強く反抗心が滲み出ていて良い表情でした。
そしてて「そんな事ばっかりやりたいんだったら、もう勝手にしなさい」と言い出て行く嵐子さんを振り返り見つめる遥生くん。
真っ直ぐだけど冷めていて母親を軽蔑するような目がとても魅力的でした。
前者には熱さが、後者には冷たさを秘めています。
まさに両極端である裕翔の目ヂカラにグッと引き付けられました。
表情だけで見せる演技が光っているなぁと改めて思いました。
大きな花束を持ち黒い服に身を包んだ嵐子さん、やって来たのは亡くなった旦那様のお墓でした。
そこには既に遥生くんが訪れていました。
持ってきた花を添えて（偉い…）神妙な面持ちで父親の墓を見つめている制服姿の遥生くん。
立てた右膝に右腕を乗せた姿勢の良い格好には潔さと共に寂しさと儚さを併せ持っている繊細な魅力が伺えました。
嵐子「お父さんの月命日、覚えてたの」
遥生「今日なんだ」
嵐子「知らないで来たの？」
遥生「うん」
この会話がこれまでの２人のやりとりとは全く違った、穏やかで優しい雰囲気が出ていて暖かかったです。
偶然母親と居合わせてしまった事のきまりの悪さからか月命日の事等忘れている風を装ったようにも思えるのですが、本当に知らずに来たのかな…？ちょっと気になりました。
「お父さんの振り付けって、そんなにすごかった？」
この一言で父親はバレエの振付師だった事が判明しました。
「小さい頃、父さんと約束したんだ。将来一流のバレエダンサーになって、父さんの振り付けで踊るって。」
もう叶う事のない約束、今でも遥生くんの心の中に息づいていたんですね・・・。
「だから、僕、決めたんだ。僕は、匠先生のところへ行く。」
これまで反抗してばかりだった遥生くんが自分の意志で自分自身に決断を下しました。
もういなくなってしまった今、運命的に出逢った匠先生に教わる事で亡き父との約束を間接的にでも果たそうと小さな体で考えて出したのでしょう。
強い意志を抱いた真っ直ぐな遥生くんの横顔は本当に美しかったです。
・・・実際小林先生は裕翔のお父様と同い年なので父親代わりにはなるだろうなとドラマの世界と現実の狭間で考えておりました（爆）
「母さん、こないだ言ったよね。勝手にしろって。それだけ、言っておきたかったんだ。」
母親を一瞥し軽く微笑みかけ、墓を去っていきます。
未来への希望がみなぎっているような姿に胸が熱くなりました。
そして、土井バレエ教室に通い始めた遥生くん。
もうこそこそする事もなく堂々と教室へ入ってゆきました。
レッスン中の笑顔からはバレエを踊る楽しさが満ち溢れています。
そんな遥生くんをNATURAL BURGERから覗く嵐子は寂しそうでした。
自分のバレエ団ではやる気を見せなかった息子の素人に混じってやっているバレエ教室ではつらつとした姿、どんな思いで見ていたのか想像に難くありません。
私としては遥生くんが楽しくバレエに取り組み、意欲も技術も高めていって素晴らしいプリンシパルになれたらいいなぁ…と思います。
次週予告ではお母さんと指きりをしていたり「カマオ」呼ばわりしていた同級生の前でターンを披露していたりとまた見所が盛り沢山！
楽しみでなりません。
